狂気の行方

デヴィッド・リンチ提供、ヴェヘルナー・ヘルツォーク監督作、だけど恥ずかしいことに

存在自体認識していませんでした。嫌な予感しかしません。2009年のヴェネチア映画

祭に出品され、金獅子賞候補にはなった本作。前掲の『ザ・マーダー』に続き劇場未

公開です。

閑静な住宅街、ブラッドは実の母親(ツイン・ピークスでローラ・パーマーの母親役だっ

たグレイス・ザブリスキー)を刺し殺し、人質をとって自宅に立て篭もる。殺人事件の知

らせを聞き現場に駆けつけたヘイヴンハースト刑事(ウィレム・デフォー)はブラッドを

説得しつつ、同じく現場に駆けつけたブラッドの婚約者イングリッド(クロエ・セヴィニ

ー)や演出家のリー・マイヤーズ(ウド・キアー!!!)から事情を聞き、事件解決の糸

口を探す。そして…

えーと、盛り上がりがほぼ皆無なんですよね、この映画。あるのは美しい映像と、ブラッ

ド役のマイケル・シャノンの怖い顔。終始ブラッドの変遷を淡々と描いた映画で、行間を

読む必要があるのは確かなんですが、その行間の内容が少し薄いんです。心にぐっと

くる「何」が足りないんですよね。うーむ、言葉は悪いですけども、ニュー・ジャーマン・シ

ネマの搾りカスを観せられているような気分になりました。

嫌な予感はしつつ期待も少なからずあったわけで、若干辛口の評価にならざるをえない

ところです。ただ俳優陣は旧知の間柄といった感じで、楽屋ネタぽいですがイチ観客とし

て楽しめました。主演のマイケル・シャノンも次の新しいスーパーマンシリーズでゾッド将

軍を演じるようですので楽しみですね。

ちなみに旧スーパーマンシリーズのゾッド将軍は御存知の通り、かのテレンス・スタンプ

が演じていましたが、今改めて映像をみるとショボイですね…w

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